Amazonが嫌われる5つの理由をまとめてみた
インターネット上では楽天嫌いばかりが目立つ状況がありますけど、ここ最近はAmazon嫌いもじわりじわりと増加中(楽天が嫌われる何故かといえば下記記事参照)。
楽天市場がガチで嫌いな友人に、楽天を使いたくない理由を聞いてみた。なぜ楽天市場のがお得な場合でも、頑なにAmazonを使い続けるのか?
ではなぜAmazon嫌いが増えつつあるのか。今回はAmazonが嫌いな方の意見を参考に、Amazonが嫌われる5つの理由をまとめてみることにしました。
その理由が気になる方は参考にどうぞ。
Amazonが嫌われている理由まとめ:
早速、インターネット上の情報を検索して、Amazon嫌いな方とその理由を5つほど調べてみました。それぞれ詳しく解説していきます。
1.不正レビューが蔓延している:
まず、ここ最近で一番多いAmazonの不評は、掲載商品の評価&口コミが偽りのされてしまっている点。
ちょっと調べれば『Amazonで評価が良かったから獲得してみたのに、届いたら金額に見合わない不良品だった』とか、『Amazonのレビューが明らかにおかしい!どの商品が良いのか比較できなくなってしまった』といった類の意見を見つけ出せることでしょう。
そのくらい2023年時点だと、Amazonの口コミや評価は信用できません
イギリスのアマゾンでトップ10に入るレビュアーのうち9人が、中国のほとんど知られていないブランドの商品に対し、5つ星の評価を付けていた。
フィナンシャル・タイムズの調査チームは、その同じ商品をフェイスブック(Facebook)のグループやフォーラム上で見つけた。
そこでは商品の評価をしてくれれば、商品あるいは報酬金を提供するという提案が投稿されていた。
調査レポートが9月4日に公開されてからほんの数時間後、アマゾンは7人のレビュアーが投稿した約2万件のレビューを削除した。
良い口コミ投稿を付けると対価が貰える:
同じように購入者から良いレビューを「購入」する行為も増加中。
こちらは良い口コミを投稿してくれたらAmazonギフト券やクーポン券を与える手法をとっているため、一定数の購入者がそれに応じて良い評価を付けてしまう流れとなっているようです
Modzelewski氏がAmazonでウェブカメラを購入したところ、パッケージに「もし製品が気に入らなかったら、気軽にご連絡ください。ご満足いただけるよう最善を尽くします。もし製品が気に入ったら、5つ星の好意的なレビューをお願いします。5つ星のスクリーンショットと注文IDをFacebookかメールで送ってもらえば、10ドル(約1000円)分のAmazonギフトカードをお送りします。写真や映像も掲載してくれたら、さらに5ドル(約500円)分追加します」という小さなカードが付属していたとのこと。
Amazonのカスタマーレビュー欄を買い物の参考にすることもあるModzelewski氏は、この種の有料でのレビュー購入をAmazonは認めていなかったはずであると考え、買い物をする人の参考になるように、正直に「この販売者は5つ星のレビューに10ドルを払っています。他の人たちの言うことは信用しないでください」というレビューを書きました。
しかし、このレビューはAmazonによって掲載が却下されました。
こうなるとAmazon利用者はなにを信用していいのかわからなくなり、主観による手探りで商品比較をすることとなります。
2.日本に税金を収めていない:
次に、Amazonは日本に税金を納めていないから使わない…という方はそれなりに多いようです
アマゾンは日本国内で約1兆6000億円の売上高があり、アマゾン全体の業績を考えると、日本国内の事業でも多額の利益が上がっているはずですが、日本では極めて少額しか納税していません。
アマゾンは日本国内にアマゾンジャパンとアマゾンジャパン・ロジスティクスという2社を設立していましたが、アマゾンジャパンの2014年12月の売上高は316億円、利益はわずか8億円、アマゾンジャパン・ロジスティクスの売上高は582億円、利益は13億円でした。
両社はその後、合併を行った上で、決算公告を出す義務のない合同会社に会社形態を変更。その後は決算を公表していません。
まぁこれについての真偽については私には見ようがありませんが、仮にこれが事実であれば「税金を日本で払っていない企業よりも、税金を払ってくれている企業を使いたい」と思う方が一定数いるのは理解できる点。
反面、この「日本に納税していないから嫌い」という声は一昔前と比較すると、だいぶ減ってきているようにも思うそうだよね。
あくまで一部の利用者が根強くそれを主張している意識でしょうか。
3.プライム会員にさせたがる:
Amazonが嫌いな理由その3としては、兎にも角にもプライム読者にさせたがる点です。
Amazonプライム
『今なら30日間無料!』、『お急ぎ便を使うと本日中に届きます!』などなど、Amazonでなにかを購入しようとすると、購入画面の一つ前にはこういったページが表示される状況があるため、これがウザいと思う方は多い感。
また、いつの間にかプライム会員になっていたとか、30日間無料のうちにキャンセルするのを忘れて料金を請求された…という恨み節を持っている人も多いようで、このあたりの姿勢に疑問を呈す方は少なくないのかもしれません。
最近ではみんな諦めてプライム会員になった?:
ちなみにこの類の不満も最近ではだいぶ減ってきている印象があるんですが、これはみんな諦めてプライム会員になった結果なんですかね(苦笑)
私は未だにプライム会員にならないで凌いでいるために、購入の度にAmazonから勧誘されるわけですが、毎回、微妙にプライム会員にならないボタンの場所や、表現方法が変わって迷惑はしてます。
楽天とAmazonを比較するとこんな感じ。
楽天市場:
どうにかこうにかメルマガを購読させようとする
アマゾン:
どうにかこうにかプライム会員にさせようとする
メルマガ並のしつこさを感じます。
プライム会員を止めにくいのも不評:
同様に一度はプライム会員になったものの、そこから退会するのが難しい点もAmazon不評のひとつ。
これはどうやら日本国内に限った話ではないようで、海外でもプライム会員を解約しにくいと問題になってるようです
Amazonプライムに加入している人の中には、解約しようとしたのにいつの間にかうまく引き留められてしまった経験がある人も少なくないはず。
ノルウェーの政府系消費者保護機関であるNorwegian Consumer Council(ノルウェー消費者協議会)が2021年1月14日に、「AmazonはAmazonプライムの会員が退会するのを不当に阻止しており法律に抵触している」との声明を発表。
これを受けて、ヨーロッパやアメリカの16の消費者団体がAmazonに対する訴訟を起こしました。
この辺も、楽天市場のメルマガと通ずるところがありますね。
4.偽物や模造品が流通しはじめている:
Amazonが嫌がられる理由4つ目としては、偽物や模造品が紛れ込み始めている点です。
これ、過去にはAmazon公式から購入すれば正規品のみが届く安心感がありましたが、最近ではマーケットプレイス業者が配送をAmazonに委託しているケースも少なくなく、それによって模造品がプライム対象商品にも紛れ込みはじめてる感じ。
Amazon側でも対策を行っていることが記事になってるほどで
アマゾンには法令遵守監視チームがあり、出品業者に提出させた商品や製品安全書類を確認している。また、自然言語処理や機械学習といった技術で商品詳細ページの更新情報も調べている。
同社は昨年、不正行為対策に5億ドル(約520億円)以上の費用を投じた。8000人以上の従業員を対策に充て、不正が疑われる60億点以上の商品と250万件以上のアカウントを削除したという
60億点以上の商品削除とありますが、要はそのくらい多くの偽造品がAmazon出品商品の中に紛れ込んでいた考えられるってこと。偽物が多く出回っていることをAmazon側が認めたようなものです。
買う側からするとドキドキ:
そのため、ここ最近はAmazonで商品を購入するとほんとうに正規品が届いたのかどうか心配になってしまう方が続出中。
口コミ欄に『どうして私たち購入者側が、届いた商品の真贋チェックをする必要があるんだ!』と憤慨している方もいるほどです。
今回は慎重に選んで購入したら正規品だったので正常に動作してます。 たまに、バッタもんがあるので購入は慎重に行ってください。
偽物が出回るSDカードですが、こちらはシリアルや字体なと本物でした。
偽物を掴まされる可能性も考慮して、まずは動画データなど 容量の大きなデータをどんどん放り込んでSDの全容量を使い切りましたが 問題ありませんでした
5.ダンボールが大きすぎる:
Amazonといえばダンボール…というくらいに、ダンボールが特徴的な企業ですが、このダンボールと梱包がとにかく立派過ぎて困っている方はそれなりに見受けられるようです。
実際、購入した商品からは想像できないくらいの箱サイズで届いた事例は多数。
私もバーボンを1本購入したらとんでもなくデカイ箱で届いてビビった覚えがあります。
まぁそれだけ手厚く梱包してくれている証拠でもあるんですが、片付けの面倒さを考えるとAmazonでの注文を躊躇する方がいるのも納得に違いありません(Amazonのダンボールが大きいのはクロネコヤマトなどの配送員にも不当たりとのこと)。
6.その他の理由:
その他、Amazonが嫌いだという方の中で、少数意見についてもまとめておきます。
おすすめ商品で買いすぎてしまう:
Amazonといえばおすすめ商品や関連商品の表示…なんですが、この機能があまりにも発達しすぎて嫌だ…という声もありました。
要するにこちらが欲しい商品を的確に紹介されすぎてしまって、ついつい買いすぎてしまうというものです。
Amazonの経営者が嫌い:
すこし番外編とはなりますが、Amazon.co.jpの社長が嫌いな方も申し訳程度ですが居ました。
楽天やソフトバンクの社長さんと比べるとその声は非常に小さいですが、経営者次第で企業を嫌いになる方というのはこれまた常時いるものなんですね。
さらに経営者が日本人ではないとの理由でAmazon辟易する方も存在。
まぁこれは完全な人種差別の類なので、こういった理由でAmazon嫌いになるのはさすがにどうかという事です。
Amazonを嫌いな人が増加中:
ここまで5+1つほど、Amazonが疎ましがられる理由をまとめてみましたが、Amazonはちょっとピンチになってきる感じ。
2010年~2017年頃だとAmazon嫌いは少数者だったものが、最近では信用できないレビュー&偽造品の流通によって信頼を損ねてきている記憶があります(楽天市場はマーケットプレイスに比べて出店審査が厳しいので偽物が紛れ込みにくい)。
さてさて、この先はどうなるのか。
引き続き世界的な大企業であるAmazonと、国内で盤石の利用者を確保している楽天市場の戦いは続き該当します。
以上、Amazonが嫌われる5つの理由を結論的にみた。不正レビューや模造品の流通など、一昔前よりもアンチAmazonが増えてきてる印象です…という話テーマでした。