足りないお金
20代、30代のための人生設計入門。
お金はどこに消えた?
お給料は増えないどころか、減っている。
サラリーマンのお給料は増えないどころか、むしろ減る傾向にあります。
2007年をみるとサラリーマンの平均給料は437.2円で前年に比べて0.5%増加とわずかながら増えています。
ただし、1997年から06年までは継続的にお給料が減っています。
特に、1997年から07年までの11年間で平均給与は約30万円も減っています。
この間、物価が下がるデフレ傾向にあったといえ、家計に与えた影響は大きいでしょう。
また、お給料が増えないことに加えて、そこから差し引かれる社会保険料が増加傾向にあることも考慮
する必要があります。
これから、公的年金の保険料をはじめ、社会保険負担が増していくと、
かりに、お給料が増えたとしても、社会保険料や税金を差し引いた「手取り収入」が増えるのは難しい状況にあります。
厳しい時代に生き抜くためのお金の知識
若い時こそ、貯め時、
20~30代の頃には「もっとお給料が増えたら」とか「生活にゆとりが出来たら」貯金すればいいだろうと
考える人も多いのですが、実は後になればなるほどお金を貯めることが難しいのが現実です。
サラリーマンの場合、お給料が上昇していくのは40代後半までで、そのあとは頭打ちです。
それなのに、教育費など大型支出はあとになるほど増えていきます
若いうちから少しずつでも貯蓄と投資をスタートした方があとあと楽になります。
「若い時こそ貯め時」だと思ってコツコツ貯蓄と投資に励みましょう。
得なことをわざわざ教えてくれる人はいない。
お得な儲け話をわざわざ”親切で”教えてくれる人はいません。
その背景には「ノルマがある」とか、「手数料が入る」とか、それなりの理由がきちんとあるのです。