SPA合併号5年後食えなくなる仕事
著者「ずるい仕事術」がベストセラーになるなど、
今最も仕事術を聞きたい男である。
佐久間宜行氏昨年、テレビ東京を退社してフリーになり。地上波からネット配信まで幅広くコンテンツを手掛ける男の「5年後戦略とは?」
「僕って昔から、常にネガティブ・シミュレーションをしながら仕事をしてきたんです。」例えば、
お笑いをセンスにしても、「年を取ったら世間の感覚とズレるかもしれない」とか、
基本的に絶望を抱えながら仕事している。(笑)
ただ、同時にその時に困らない準備もしてきた。
46歳の今も「センスが衰えるなら仕組みで勝負し強い企画フォーマットが作れないと、50代は面白い仕事ができないかもしれないです。」と考えつつ働いてます。
佐久間氏には世の中の動きを予測する独自の目線がある。
「これは僕の持論なのですが、「データが軽い業界から変革が起きる」と考えているんです」
例えば10年前は、出版業界や音楽業界で起きたデジタル化という変化が遅れてテレビでも起こると考えて準備をした。
今年、ネットフリックス番組「トークサバイバー!」を手掛けてましたが、やはりユーザーとして配信番組を見続けてきたことが生きました。
視聴者がどこで離脱するのかといった感覚が分かれば一から勉強せずに済みます。
5年後の為に今から種を蒔く
では、現在、5年後の為にどんなネタを蒔いているのか。「フリーになってからは、これまでは受けれなかった仕事も受けるようになりましたね。」直近ではLineのライブコマースの配信コンテンツ。中国で爆当たりしているジャンルなのでやってみようとか。
10歳以上若い人と仕事をすること。
昨日も徹夜で二十歳くらいの若い映画監督の作品を観ていたんですよ。
推薦コメントを書いてくれって言われちゃって、まぁ、好きで見ている部分も大きいんですが、
そういうのが5年くらいに生きて来るかなって。
多忙な日々の中でスケジュールの組み方にも佐久間流の仕事術が隠れている。
「カレンダーアプリでは、受けた仕事を色分け管理しているんです。会議は青、単純作業はオレンジ、動かせない収録は赤みたいなそれで、仕事と関係なくブレストする時間の色も決めていて、その割合が減ってきたら、「俺、最近チャレンジ出来てないな」と自覚する」自分の状態を視覚化して25%くらいは、チャレンジ枠にしたくて、ちなみに今後は赤ばっかり(赤)そんな佐久間氏
も若手時代には仕事をし過ぎて精神を崩した経験があるという。
「その教訓から、自分の「好きな事」と耐えられないこと」だけは常に把握しておこうと思っています。ゴールデンタイムの高視聴率番組を担当するよりも、自分が熱をもって取り組めるカルチャーの分野で仕事をしたいし、
出世の為に耐えられない仕事を我慢してするのはやめる。
これは割と早い段階から気をつけていますね。
今は多くの仕事がAIなどに代替される時代。
佐久間氏のようなアイデアを駆使する仕事の場合、テクノロジーとの共存をどう考えているのか。
「企画や演出手法に関しては確かにAIで最低限のシミュレーションができるようになるかもしれませんね。」
ただ、それだと結局みんな同じになってコモディティかする。
むしろ技術が進化するほど、「AIにどんな情報を学ばせるか」という部分が問われるんじゃないですか。
そこは、センスの問題。
だからテクノロジーが圧倒的に進化したら、それに合わせたクリエイティブを鍛えられた人は面白いものを作ったり、面白い仕事が出来たりするんじゃないかと、僕は思うんですよね。
5年後、AIを使って凄いコンテンツを出す佐久間氏が見られるかもしれない。
佐久間流仕事術
■ 常にネガティブな将来を想定しておく
■ 10歳以上若い人と積極的に仕事をする。
■ スケジュールの色分けで「新規仕事」の量を把握
海外出稼ぎ日本人求人情報
部長職なら日本よりタイの方が高給取り、
円安が止まらない。9月22日、日本銀行は円買い介入を試みたが、その言葉は薄く
円の価値下落するばかりだ。
生活苦を強いられる日本人に解決策があるとすれば、それは外資の獲得、つまり海外への出稼ぎだ。
大手人材派遣会社で北米人材派遣で北米就職支援をする原弘氏が語る。
「移民の多い北米ではコロナ過の帰国ラッシュもあり、どこも人材不足。給料は軒並み上がっています。」
最近では、旅行者よりも労働者の方が増えてきているのが現状です。
海外就職研究科の森山たつを氏も同様の意見を語る。
「今後円高になる可能性は低いですし、マネージャー職の給料でいえば日本はすでに東南アジアに抜かれています」
このまま沈みゆく船にしがみついても得はないと考える人は多いでしょう。
森山氏が言及したのは、今年5月に経済産業省が発表した「未来人材ビジョン」の統計。
新入社員の平均給料でこそ日本は諸外国に負けていないが、
課長、部長にと昇進するごとに他国に追い抜かれ、最後はタイ以下の給料になるという悲惨な状況だ。
「こんな結果になった理由は、「日本の円安」と能力の高低で給料に差をつける文化の浸透度の差です」
特に後者に対しては、なかなか日本に根付きにくい価値観なので今後も海外に水をあけられるのは必然でしょう。
これからは、いかに外資を稼ぐかが肝心であると語る両社それも日本人が有利な職業で勝負すべきだという。
物価の安いタイでも1年で月給が20%増加貯金額も月17万円
コロナ過で21でゆういつ在留邦人数がプラスに転じたタイでは現在多くの日本人が押し寄せている。
21年4月からバンコクで働いているトオル氏もその一人だ。
日本の人材紹介会社を介して、タイの日系企業の営業職に採用されました。
タイでは、外国人に最低月収として5万バーツ(約20万円)を支払う取り決めがあります。
最低額でしたが、今は、月に6万バーツ。日本で働いても給料アップは期待できないですが。
タイでは1年で20%も上がって正直驚きました。
物価の安いタイ
お金にも余裕が出てきたのだろうか。
「家賃や光熱費は月に1万バーツ。食費はタイ料理のみなら、1カ月3600バーツ1万5000バーツあれば一カ月暮らせます。なので今の給料から4.5万円バーツは貯金に回しています」
バーツ支給なので円安は追い風に。自動的にお金が増えている感覚だという。
実際に現地では日本人の出稼ぎは増えているのだろうか。
「今年に入ってからは、人材会社をとうさず、メールで会社に「自分でも働ける仕事はないですか。と応募してくる人もいます。そういう問い合わせを見てみるととうとう日本人が出稼ぎする時代が来たかと少し悲しくなりますね。」」
一昔前とは異なり、今ではタイも日本人もお金を落とす場所ではなく、お金を得る場所に代わってきているのかもしれない。