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次世代新幹線「アルファエックス」

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アルファエックスは10両編成。両端の車両、つまり1号車と10号車は比較検証のため、それぞれ形状が異なる。昨年12月に公開された1号車の「鼻」の長さは16mで、現在の東北新幹線の主力であるE5系(15m)よりも少し長い。1号車について「E5系とほぼ同じ先頭長で、環境性能をどこまで追いこめるか試したい」と、JR東日本・先端鉄道システム開発センター所長の浅野浩二氏は心持ち

アルファエックスの1号車。鼻の長さは16mだ(撮影:尾形文繁)
アルファエックスの10号車。鼻の長さは22mある(撮影:尾形文繁)1号車はE5系から丸みを落としたような鋭角なデザインで、形は風の流れによって作られる「削ぎ」や「うねり」「広がり」といった要素を取り入れたという。

一方、今回公開された10号車の鼻は約22m。1両が丸ごと鼻といっても差し支えないくらいだ。その形状は、台車部を覆うせり出した造形、運転士を包み込む造形、後方に向けてなめらかにつなぐ造形という3つの造形で構成されている。片側3つという窓の数を見る限り、客室はほとんどない。

新幹線が高速でトンネルに突入する際、トンネル内に圧縮波が形成され、反対側の出口からパルス状の圧力波を照射する。この圧力波を抑えるために、先頭形状をなめらかにする必要がある。鼻を長くしたのはそのためだ。先頭長が2両目にかかることも検討したが、この長さに落ち着いたという。

試験走行では両タイプの圧力波抑制効果などを比較し、次世代新幹線の新たな先頭形状開発につなげる。川重と日立、2つの先頭車を別々のメーカーが担当した理由は「さまざまな要因を総合的に勘案した結果」(浅野氏)という。

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